システム構築に不可欠なもの

17 July 2016

ロードバランサーはネットワーク内部において、サーバへの通信負荷を安定化させるための機器です。複数のサーバマシンを同一ネットワークに設置して冗長化させ、バランサー活用によってそれぞれのサーバマシンへと負荷を分配します。こうして工夫したネットワーク構成によりネットワークシステムを安定化させる事が可能です。安定化されているシステム構築のためには多くのサーバとバランサーが必要になりますが、しかし効率良くネットワークを運用することができます。

サーバへ効率良く信号を分配する仕組みとしては、まずネットワークの入り口にバランサーを設定する必要があります。バランサーをネットワークの入り口に設定する事によって、サーバが提供するホームページや各種サービスへアクセスしたユーザーは必ずバランサーの内部を通っていく環境が生まれます。こうしてバランサーによって自動的に各サーバへと信号が割り振りされる仕組みになっています。ひとつのネットワークに信号が集中してしまう事はよくある事ですが、バランサーにより負荷を軽減して安定運用が可能なのです。

バランサーを活用する事によって、セキュリティ面においても有効に活用することが可能となります。ネットワーク接続が行われている状態ではどのような環境においても、悪意のあるユーザーからの通信が行われる事も想像できます。しかしネットワーク内にバランサーが設定されていることにより、多くの悪意のあるユーザーからの攻撃や不正アクセスを瞬時に遮断したり、検知を行って負荷軽減に配慮することが可能となります。バランサーが有効に働くことで、不正アクセスの時もネットワークの安定化が可能となります。

バランサーはネットワーク内部に設定すると便利に使う事ができる機器ですが、デメリットとしてはネットワークの規模が大きくなってしまう点にあります。またバランサーがハードウェアのひとつでもある以上は電力を消費します。こうした理由からも、バランサーを設置したネットワークを構成する場合には、サーバルームの放熱を検討する必要があります。また電力不足対策にも配慮しておく必要があり、消費電力を前もって算出しておく事が大切です。